今回はVLOOKUP関数についてご説明したいと思います。(^v^)
このVLOOKUP関数は、参照用の表から該当するデータを検索して表示する関数です。
そもそも関数とは? という方はExcel中級【関数とは】をご覧ください。
では実際の表を使って例を見てみましょう。
下図はパソコンスクールの入学状況を表にまとめたものです。
左側に入学状況表、右に参照用の各コース一覧表があります。
入学状況表のコース名を右のコース一覧表から検索して表示してみたいと思います。
このような時に便利なのがVLOOKUP関数です。
このVLOOKUP関数は、4つの引数を指定すれば検索結果を返してくれます。
その4つとは以下のものです。
①検索値
探す元になるデータを指定します。
②セル範囲
検索値を探す範囲です。参照用の表のセル範囲を指定します。
③列番号
検索値を範囲の中から探し、見つけた行の何列目のデータを返すかを指定します。
④検索方法
完全に一致するデータを探したい時は「FALSE」を、近似値も含めて探すなら「TRUE」を指定します。
FALSEの代わりに数字の「0」、TRUEの代わりに「1」を指定することもできます。
では、セル「D4」をクリックし、関数を入力してみましょう。(^^)
関数の挿入ボタンをクリックします。
「関数の挿入」ダイアログボックスが表示されますので、「関数の分類」の右の「▼」をクリックし、「検索/行列」をクリックします。
「関数名」の下のボックス内をスクロールして「VLOOKUP」を探し、クリックして選んで「OK」をクリックします。
「関数の引数」ダイアログが表示されますので、1つ目の引数「検索値」の右の矢印ボタンをクリックします。
検索値とは探す元になるデータのことです。今回はコースCDを元に探しますのでセル「C4」をクリックします。
下図のボックス内に「C4」と表示されますので、右のボタンをクリックします。
関数の引数のダイアログに戻ります。
今度は「範囲」右の矢印ボタンをクリックします。
「範囲」とは検索値をどこから探すかの範囲のことですから、セル「H4」から「K8」をドラックして選択し、キーボード上部の「F4」キーを押してセル範囲を絶対参照にします。
この式は後で下にコピーしますので、その時セル範囲が下にずれてしまわないように絶対参照にする必要があります。
絶対参照について詳しくはExcel初級【絶対参照】をご覧ください。
3つ目の引数、「列番号」には範囲の中の何列目のデータを返すかを指定します。
今回は「コース名」を返して欲しいので「2」にします。
ちなみに「時間」だったら「3」、「金額」だったら「4」になります。
「検索値」と完全に一致するデータを探したいので「検索方法」は「FALSE」を指定します。
参照用の表の「コースCD」が昇順で並んでいれば、「検索方法」は省略できますが、今回の表はそうなっていないので指定する必要があります。
「検索方法」を省略すると「TRUE」を指定したのと同じになり、近似値の検索になります。
近似値を検索する場合にはあらかじめリストは昇順になっていなければなりません。
「OK」をクリックします。
下図のような結果になります。(*^^)v
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