自宅でレコーディング・YouTuber・実況セミナー(ダイジェスト版)

自宅でレコーディング・YouTuber・実況セミナー(無料)

PCに必要な機器とアップグレード

YouTuber、ライブ配信、ゲーム実況の第一歩
YouTubeや音響に関する無料セミナーとして2019年3月30日に開催しました。特にYouTube関連は最近になってリクエストや質問が多く寄せられていました。

今回も、多くお集まりくださいまして誠にありがとうございました。セミナー当日よりだいぶ時間が経過してしまいましたが、手元の機器がよく見えなかったり商品名を控え忘れてしまった方は、こちらのダイジェスト版をご覧ください

なお、毎年、春恒例の入門セミナー(無料)は、新受講生向きに開催しております。残念ながら、2020年春は新型コロナウイルス感染拡大防止のため開催を見送りさせていただきました。お問い合わせ、お申し込みいただいた方にはご期待に沿えず誠に申し訳ございません。平常営業になりましたら改めて検討したいと考えております。

パソコン入門者、音響入門者向けの記事になっておりますが、忘れてしまった点や不明点は、購入時に音楽専門店の店員へ聞いていただけば分かります。


まずは、I/O 周辺機器選びから

マイク(入力機器)とヘッドホン(出力機器)

マイクヘッドホンは、ご予算が許せば別々にご用意ください。音質や音量を正確に把握しコントロールできるからです。気軽に始めるなら、ヘッドセット(マイク付きのヘッドホン)でも良いです。

そして歌のレコーディングや歌ってみたに挑戦したい方なら、マイクはコンデンサーマイクをお薦めします。カラオケマイクとは全く異なる音質で収録でき、プロのスタジオも使用されています。写真のように当校の授業でも使用しています。

SONY エレクトレットコンデンサーマイクロホン ECM-PCV80U

ニコニコ動画やYouTubeなどの動画投稿として、ミニプラグ接続式パソコン用ボーカルマイクの定番です。付属品のUSBオーディオボックスの使用によりUSB接続もできるため、オーディオインターフェイス要らずで、初心者向けと言えます。

RODE NT1-A コンデンサーマイク

ポップガード付きショックマウント、マイクケーブルが一式揃っている、世界的ベストセラーモデルのコンデンサーマイク。ノンプロもプロも、ボーカル、ナレーション、DTM に関わる誰もがこれを使っていると言っていいくらいです。

重量のあるマイクなので、RODE PSA1 Studio Arm デスクアーム マイクスタンドもご一緒にどうぞ。

しかし、本格的なレコーディング用のコンデンサーマイクはUSBオーディオインターフェイスなどの周辺機器も同時購入する必要があり、初期費用が高額になってしまいます。

そこでご予算を抑えるなら、一般的な実況や会議用の、コンデンサーマイクダイナミックマイク、USB接続できるICレコーデー、デジタルカメラやビデオカメラのUSB接続できるショットガンマイク(カメラマイク)、USB接続できるピンマイクなどが、USBオーディオインターフェイスなしでPC接続できる仕様の商品が多くお手軽です。

現物をご用意しておらず、また写真も撮影しておりませんが、社内業務でも授業でも使い勝手が良く、利用頻度が高く重宝しているのが単一指向性で標準的な形状とサイズでマウントしやすく取り回しがよい ソニー コンデンサーマイク ECM-PCV80Uと、マランツプロ USBコンデンサーマイク M4Uの二つです。手持ちで良し、アームで良し、卓上で良し、ポップガードなど各社のどのような付属品も付け替えられるので、結局この二つが超優秀です。何といっても、5千円以内で購入できるため、少々雑に扱っても、故障しても気にしなくて済みます。

写真は、 ZOOM H2n リニアPCM/ICハンディレコーダーと、audio-technica ステレオマイクロホン AT9940とノーブランドのピンマイクです。

ヘッドセットのマイクやピンマイクは、レコーディングレベルの音質は期待できませんが、ライブ配信、ゲーム実況、eスポーツには機動的で扱いやすくお薦めできます。

ステレオヘッドホンは、レコーディングスタジオの業界標準と言われているSONY 密閉型スタジオモニターヘッドホン MDR-CD900STが有名ですので、もし迷ったらこれにつきます。ミュージシャンの PV などで散見するのがこれです。

ステレオヘッドホンは、大きく分けて、開放型密閉型があり、音の性質が異なります。一般的には市販されている数から見ても、開放型が多数派です。マイク側が高い感度や出力レベルでレコーディングする時は、音漏れのない、密閉型が安全と言えます。音漏れした音源をマイクが拾ってしまいますので。

音質や解像度など技術論で比較しがちですが、実は、ヘッドホンの装着感や使用感が一番大切と言えます。例えば授業や趣味でも5時間以上装着したままになるので、耳や頭が痛くならない、ストレスのないヘッドホンを選んで欲しいと思います。その点でヘッドホンはネットショップではなくリアルショップへ行くべきです。

もちろん、マイク付きのヘッドセットでもOKです。イアホンでもOKです。しかし、安すぎる中華製はご注意ください。価格と製造元は、音と商品寿命に直結すると思ってください。

次に、USBオーディオインターフェイス

レコーディング中心なら、ROLAND DUO-CAPTURE

レコーディング、カラオケ、ライブ配信、ゲーム実況、eスポーツなど、幅広く対応しています。Amazon で評価の高い、人気どころを選択していれば問題ないでしょう。動作環境はもちろんのことですが、接続端子の種類・仕様・数は十分にご注意ください。

ROLAND DUO-CAPTURE EX UA-22 オーディオインターフェイス

コンパクトなエントリーモデルなのに、必要機能を全て満たしている優れもの。

YouTuber、VTuber なら、Roland VT-4

ROLAND VT-4 Voice Transformer ボイストランスフォーマー

バ美声perfume声をリアルタイムで出力できる定番です。いわゆるケロケロ声(ボイス)のボイスチェンジャー(またはボーカルエフェクター)で、男性が女性声にボイスチェンジできるだけではなく、きゃりーぱみゅぱみゅさん、perfumeさん、セカオワさんのようにオートチューンなどのエフェクトのかかったボーカルを簡単に実現してくれます。余談ですが、生で歌っていないアイドルやシンガーは、この手のハードまたはソフトでロボボイスケロケロボイスを作っていることが伺えます。

バ美声やケロケロ声(ボイス)が目的ではなくても、オーディオインターフェイスとして必要な機能が揃っているので使い勝手が良く、VTuberの人気が出始めた時期は、ネットショップでは全店在庫なしになるくらいの人気ぶりでした。法外なお値段で販売する転売ヤーも大勢現れたくらいです。

オーディオインターフェイスを生かすも殺すも、USB接続環境

エレコム USBケーブル一択で決まり

高音質デジタル伝送できる USB AUDIO ケーブルです。他メーカーの市販品が少ないので、選択肢がありません。音質劣化やホワイトノイズの原因はこれで解決です。見落としがちな周辺機器ですが、サウンドクリエイターなら譲れない必須アイテムです。

エレコム USBケーブル 音楽用 USB2.0(A to B) 金メッキコネクター採用 DH-AB20

DTMサウンドクリエイタークラスの受講生にとっては基礎知識のおさらいになったと思います。これから、VOCALOID、YouTuber、VTuber、ライブ配信、ゲーム実況、eスポーツをはじめてみたいという受講生にとっては、今後の周辺機器選びにおいて参考にして欲しいと思います。

WEBカメラがあれば、ライブ配信も実況も会議もOK

画質、画角、内臓マイク音質はお値段次第

左から、Cisco Systems(シスコシステムズ)4K UHD 対応 約3万円、Logicool(ロジクール)FHD 対応 約1.5万円、ノーブランドLEDライト内臓 FHD 対応 約9千円になります。リモート会議(オンライン会議や商談)なら安価なノーブランド品やノートPCの内臓カメラ+マイクで事足りますが、ライブ配信者という立場や、セミナーやウェビナーの講師という立場になりますと、より明るく鮮明に画角調整ができる、老舗メーカーのシスコシステムズやロジクールがお奨めです。画質、ホワイトバランス、音質が良くなると、動画の見栄えや仕上がりが全く異なります。

なお、ダイジェスト版のこの記事ではハード面(周辺機器)のみのご紹介で、ソフト面(アプリ・ツール)のご紹介は割愛させていただきました。ソフトについてもご予算やスキルにあわせて徐々にアップグレードしてみてください。


最後に、WEBデザインDTPデザインMicrosoft Office 講座の予習、復習、見学向けのWEB公開レッスンでは、過去の授業の様子やテクニックをご覧いただけます。




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