パソコン自作・Windows11アップデートセミナー(ダイジェスト版)

パソコン自作・Windows11アップデートセミナー(無料)

リクエストが多く、2回目開催を迎えた自作PC講座!今度はオープンフレームで組み立て

毎年、理系の受講生から相談の多い、自作、カスタマイズ、メンテナンスのまとめセミナー
2022年3月27日開催の無料オンラインセミナー。在校生、卒業生、体験レッスン希望者に限定してのオンライン開催となりました。セミナー当日よりだいぶ時間が経過してしまいましたが、ダイジェスト版を公開させていただきます。

春恒例の新受講生向きに開催しております入門セミナー(無料)は、残念ながら、2022年春も新型コロナウイルス感染拡大防止のため、対面授業の開催を見送りさせていただきました。お問い合わせ、お申し込みいただいた方にはご期待に沿えず誠に申し訳ございません。

しかしながら年々受講生の方もオンライン講義に慣れていただいた様子なので、今後は平常営業に戻りましても入門セミナー(無料)体験レッスン(無料)は、オンライン開催で行ってまいりたいと考えております。また来春、在校生、卒業生、体験レッスン希望者に対して、入門セミナー(無料)体験レッスン(無料)をご案内いたしますので、ご興味のある方はお申し込みいただければ幸いです。


1)PCケース

Thermaltake オープンフレーム型PCケース Core P3 TGシリーズ

Thermaltake オープンフレーム型PCケース Core P3 TGシリーズThermaltake オープンフレーム型PCケース Core P3 TGシリーズ

誰もが一目見て分かるように、静音性を犠牲にした、冷却性とメンテナンス性!それが、オープンフレーム型PCケースのCore P3 TGシリーズ。恐らく有名メーカーから販売されている、唯一のオープンフレーム。埃を被る心配がありますが、使ってみると、オープンフレームのガラス張りの特性上、埃が顕著に見えるためエアブローなどマメにすることになり、結果的にいつも綺麗な状態を保つことができます。言うまでもありませんが、ドリンクなど水ものを近くに置くことは絶対禁止になりますが、PCケースと言って良いのか分からないほどの業界最大サイズレベルのこれほど大きなPCケースを購入するには、住宅事情や空間的余裕のある方に限られるため、結果的にその点も大した心配にならないのかもしれません。

一度使うと、普通のPCケースへ戻れなくなる
オープンフレームですから容易にメンテナンスが行えます。PCパーツの仕様や型番なども目視で確認しやすいため、毎年アップグレードやカスタマイズを行うハイエンドユーザーには重宝します。ただし、ペットのいるご家庭には不向き。

光るARGB対応のGPUを誇張できる
メーカーより出典している写真のように、GPUを縦置きにしてゲーミングPCらしく光るARGB対応のGPUを見せる(見せつける)ような配置も行えます。この写真はGPUを縦置きイメージ(参考資料)なので、実際のセミナーでの仕様とは異なります。この商品、実は垂直グラフィックカードホルダーブラケットに、ライザーケーブルまで付属している。・・・この充実した装備品の内容は、決して高くはないPCケースなのかもしれません。ただし、ファンはひとつも付属していません。別途購入が必要です。


2)CPU

AMD Ryzen 5 3600 BOX

コスパ最強!無音に近い、6コア12スレッド

AMD Ryzen 5 3600 BOX

AMD 製のCPU・GPUで共通の特徴に、低消費電力 → 静音 → 低温度(発熱少ない)の好循環が挙げられます。CPUなら同スペックのINTEL 製と比べ明らかな違いがあり、また、GPUなら同スペックのNVIDIA 製と比べ明らかな違いがあります。消費電力と温度(発熱)の関係は、ハイエンドユーザーが一番気にするところ。近年人気のeスポーツオンラインゲームマイニングにおける長時間稼働している環境下では、この差が大きいと言えるでしょう。

CPUファン(クーラー)は純正(リテール)の付属品で十分
INTEL 製のCPUでは、Core i7、Core i9 クラスになると、強力なCPUファンの別途購入が必要ですが、AMD 製のCPUでは、窒息気味のコンパクトPCケースでない限り、標準装備の付属品で十分間に合います。経済的!
もし長時間PCをフル稼働するようなeスポーツ中心のユーザーには、空冷・水冷ともにワンランク上のクーラーが欲しいところです。


3)GPU

MSI Radeon RX 6900 XT GAMING Z TRIO 16G

世界最高峰のビデオカード「Radeon RX 6900 XT」

MSI Radeon RX 6900 XT GAMING Z TRIO 16GMSI Radeon RX 6900 XT GAMING Z TRIO 16G

本セミナー開催時点で、NVIDIA 製の「GeForce RTX 3090 Ti」と並ぶ、世界最高峰のビデオカード「Radeon RX 6900 XT」です。毎年、年1回程度の頻度でOCや上位版が新発売されるので、2022年中には、GeForce 、Radeon どちらもよりハイスペックになっていると想像します。特に GPU は半導体不足や物価の影響を強く受けます。加えて、転売ヤーの影響も強く受けます。30万円~40万円~が当たり前になってきた昨今、新商品は更に高額になっていくのが必然なので、そのうち、軽自動車が新車で買えるくらいまで高額になってしまうのではないかと心配です。

PCIe ×3スロット、補助電源8-pin x3 必要
このクラスのGPUでは致し方ありません。とにかく大きなPCケースと大きなPSU(電源ユニット)をご用意ください。映像では分かりにくかったので、別撮りした上記写真のように、補助電源8-pin x3 系統必要なことが分かります。


5)MB

ASRock B550 Steel Legend

2万円以下で光るATXサイズMBは、これ一択

ASRock B550 Steel Legend

ARGB対応できらきら派手に光って、PCIe4.0対応して、ATXサイズで、M.2スロット×2で、前面TypeCポート搭載で、バックパネル一体型で、ヒートシンク大き目で、14電源フェーズ設計で・・・2万円以下で商品検索してみて下さい。ASRock のMB(マザーボード)が人気なのが分かります。MSI、GIGABYTE、ASUS どれも良い商品ですが、どのグレードのどの価格帯でもASRock がコスパ最強です。BIOSのUIだって優秀です。アップデートも分りやすい。MB選びにおいて、一番のメリットは Steel Legend ユーザーが多いことなのかもしれません。マニアックな技術情報まで探せばすぐ出てきます。


6)PSU

玄人志向 80PLUS GOLD取得 ゲーミングPC向け ATX電源 850W

GOLD認証 ATX電源のコスパ最強

玄人志向 80PLUS GOLD取得 ゲーミングPC向け ATX電源 850W

PSU(電源ユニット)は、各社から様々なグレードと様々な消費電力量のモデルを選ぶことができます。長時間稼働するようなゲーマーやクリエイターの過酷なPCでは、最も短命で故障率が高いパーツのひとつがPSUということもあり、精神衛生上、GOLD認証以上のグレードを採用したいところ。400W、550W、600W、750W、850W、1000W、いずれもGOLD認証取得で最もコスパが高いのが玄人志向ではないでしょうか。もちろんフルプラグイン仕様で、フラットケーブルの長さも十分あり使い勝手が良いです。ただし、メーカー保証期間の3年保証は、他の有名メーカーに比べると短め。玄人志向の価格的には納得なので致し方ありません。なお有名メーカー製であれば、グレードを落としてBRONZE認証を選択しても当スクールでは過去10年間故障したことはありません。ノーブランドや認証なしは壊れます。


7)RAM

コルセア VENGEANCE DDR4 PC4-25600 16GB×2枚組

ヒートシンク重視!脱着のし易さ重視!

コルセア VENGEANCE DDR4 PC4-25600 16GB×2枚組

コルセア、シリコンパワー、Crucial、Team、Transcend あたりを買っていれば、当スクールでは過去15年間一度も不良品を掴んだことがありません。RAM(メモリ)は1Mあたりの大きな価格差がないので、その時の販売価格で選べば良いですが、実は脱着のし易さと、それを実現するヒートシンクの大きさやデザインが重要です。その点、コルセアのこの商品は、どんなに硬く相性の悪いメモリスロットでも、指先を痛めることなく何度でも脱着できる人に優しいデザインの優位性があります。男性なら少々爪が欠けたりケガをしても気にしませんが、女性には死活問題です。

アルミや銅合金以外の非金属のヒートシンクは冷えませんので、樹脂製のものは選ばないようにご注意ください。ARGB付きの光るおしゃれ RAM も見た目は良いですが、RAM の背が高くなる分CPUファンとの干渉が心配になるため、失敗しないように双方のサイズをよく計算して選びましょう。


8)ケースファン

サイズ ケースファン WONDER SNAIL 120 PWM

高回転域でも低ノイズ低騒音!7枚羽根のファン

サイズ ケースファン WONDER SNAIL 120 PWM

オープンフレーム型PCケースには付属していないため、ケースファンを別途購入。オープンフレームはPCケース内部まで室内のエアコンやサーキュレーターの風が届きますので、PCの使い方やPCケースの置き場所によるところですが、必ずしも必要はありません。せっかく今回のようなセミナーを開催するのですから、安全策として、Radeon RX 6900 XT のすぐ近くに取り付けました。有ると無いとではGPUの温度は異なり、よく冷えます。さすがサイズ!安物やメーカー付属品のような、耳障りな嫌な音やノイズがほぼゼロ!音大出身者や耳の良い方にとっては、ファンやサーキュレーターなどのモーター音や風切り音やノイズって、結構気になります。


9)USBメモリー

BUFFALO 高速USB3.2(Gen 1)対応USBメモリー RUF3-KSA/Nシリーズ キャップレス

PC新調時に、必ず1つUSBメモリーを!

BUFFALO 高速USB3.2(Gen 1)対応USBメモリー RUF3-KSA/Nシリーズ キャップレス

今回、Windows11のアップデートを行うからではなく、そもそも、回復ポイント(PC起動ディスク保存)回復ドライブ作成(USBメモリー保存)は、使い始めのタイミングで習慣化していただきたいです。もしもの時のための保険になり、文字通りリカバリメディアとして機能してくれます。そして、メーカーは問いませんので、最低でも、高速USB3.2(Gen 1)対応以上のスペックの商品をご購入ください。店頭やネットショップで販売されている90%以上のUSBメモリーは、驚くほど読み書き速度が遅く、使い物になりません(急いでいない、時間のある方は除く)。いくら端子がUSB3.2対応で、メーカーがそれを唄っていても、商品自体のフラッシュメモリの性能がUSB1~2世代のスピードしか出ていないことが大多数で、USB3.2端子に対応していても全くの無意味です。不思議な事にこの分野の商品では、もう10年くらいこの手の紛らわしい詐欺のような売られ方をしていて呆れます。各社商品のアマゾンのレビューをよく読んでみてください。皆様「遅い!遅い!」と嘆いているのがお分かりいただけます。

爆速のUSBメモリーを必要とされている方は、2018年のパソコン自作・修理セミナーで詳しく紹介しておりますので、前回セミナーのダイジェスト版をご覧ください。

余談ですが、USBメモリーを廃棄する際、ぐっちゃぐっちゃのめちゃくちゃに、原形がないくらいに、物理破壊して下さいね。USBメモリーに限らず、ストレージ類は全てそうしてください。


10)その他

ノーブランド品でも良いものは良い、お奨めパーツ・備品

セミナー用のノーブランド M.2 SSD はケチりましたw

M.2 SSD、SATA SSD につきましては、2018年のパソコン自作・修理セミナーで詳しく紹介しておりますので、前回セミナーのダイジェスト版をご覧ください。今回はメインPCの起動ディスクとして採用するわけではありませんので、初見の商品でしたが、Amazon限定ブランドとして売り出されていた無名の「アクス」を購入しました。SSD は信頼性が最も問われる商品なので推奨はしませんが、ノーブランドだけあって格安なのにAmazonのユーザー評価は悪くありません。さらに出荷元、販売元がAmazonなのも安心です。半導体不足や物価高騰に伴う値上げ商品が多い中、何故かSSDだけは、昨年くらいから更に一段と安くなった気がします。

女性必見のカップリングツール!特にCPU電源、MB電源、GPU電源のカプラ外しが硬い時や指が届かない時に、これがあると今までの苦労が嘘のように・・・機械いじりや住宅でもDIYする方にはお奨めです。

アイネックスは有名ですが、有名メーカーではなくても十分に活躍してくれる、セミナーで採用したコスパ最強のパーツ・備品がこちらです。

※商品写真はメーカー出典です。

※相場より不自然に安価な商品にはご注意ください。Amazonや楽天市場などのモールには悪質な出品者が多く詐欺被害が絶えません。例えばAmazonの場合、出荷元、販売元をよく確かめ、特に出荷元がAmazonではない場合は過去の販売実績など身元確認は必須です。CPU、GPU、RAM などの人気メーカーや高額商品が格安販売されている時は疑う習慣を身につけましょう。


年々、自作PCのYouTuberを見かけるようになり、eスポーツオンラインゲームしている方は、自作するのが当たり前の嗜みのようになってきました。皆様も今後のメンテナンスや周辺機器選びにおいて参考にして欲しいと思います。

なお、ダイジェスト版ではWindows11へのアップデート手順・注意点は割愛させていただきます。また以下の新規受講生の方へご案内ページでは、デザイン系の推奨アプリケーションソフトをご紹介しておりますので是非ご覧ください。


最後に、WEBデザインDTPデザインMicrosoft Office 講座の予習、復習、見学向けのWEB公開レッスンでは、過去の授業の様子やテクニックをご覧いただけます。




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